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お米の豆知識:日本米がインドカレーに合わないワケ?

モッチリふっくらの北海道産ゆめぴりかを思い切って奮発して、秘伝のスープカリーで夕食を囲んだ時、ご飯があまりおいしくないかも?、と感じた方はもしかして多いのではありませんか。

実はスープカレーも本場インドカレーも、ピリっと甘辛いタイカレーも、日本のお米にはあまり合わないのです。

カレーとご飯の豆知識としては有名なハナシですが、日本のご飯には昭和の時代から愛食されてきた『洋食屋さんのこってりカレー』が一番です。

たっぷりの小麦粉をカレー粉で徹底的に炒めて、小麦粉が焦げる直前の香ばしさが出たトロトロのカレーでないと、日本米のモッチリ・ツヤツヤのご飯がおいしくないのです。

その理由はカンタンで、本場インドカレーやスープカレーのようにシャバシャバしたカレールーだと、ご飯がその汁を吸ってしまって粒がブヨブヨになってしまいます。そうしますと、お米の持ち味である粘りやツヤ、弾力が失われてしまうのです。

それで、カレーがおいしいと評判のレストランなどでは、わざわざインディカ米をインドやタイから輸入して使っているところもあります。

インディカ米とは細長くてパサつきのある長粒米で、こちらは炊き上げた後でもパサパサしていますから水分の多いスープやチャーハンにすると、味が中まで沁み込んでおいしくなります。

もちろんベチャベチャになることはありません。

というわけで、日本のご飯にはトロトロのこってりカレーが合うわけです。

これならカレーのルーがご飯の表面を覆うだけで、ご飯に水分がしみこむ心配がありません。

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