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お米の豆知識~米ぬかから出来るぬか漬けって?~

「米ぬか」と言葉ではよく耳にしますが、どんなものかご存知でしょうか?米ぬかとは玄米を白米に精米する過程で出る部分の皮や胚芽の部分の事です。それでは米ぬかの活用方法についてはどれくらい知っていますか?

まず、一番最初に出てくるのは「ぬか漬け」の材料でもありますね。日本人に昔から愛されているぬか漬けですが、いつから米ぬかを使って作られていたかは定かではありません。1573年頃にあったというのははっきりしているようです。米ぬかをぬか床としたぬか漬けの発祥の地は北九州ではないかとされています。藩主が食べて浄化の庶民にも広めていったそうです。

そこで、ぬか漬け豆知識を一つ。ぬか漬けの発祥の地となった福岡県北九州市の小倉城の近くの八坂神社には、日本で最も古いぬか床があります。世代を超えて受け継がれてきたという歴史あるぬか床は、なんと役400年も前から続いていると言われています。400年余りの間、毎日混ぜて手入れされてきたというのがすごいですよね。 ちなみにぬか漬けというのはぬかに塩や水を混ぜて野菜を付けることを言います。ぬかに塩や水を加えて練ったものを「ぬかみそ」といい、それを容器に入れると「床」が出来て「ぬか床」と呼ばれることになったとされています。野菜などには乳酸菌や酵母の微生物がついており、それらの微生物は米ぬかをエサとして増殖し、発酵することで野菜の栄養価があがったり人間にとっても良い成分が生まれてきます。野菜の保存食としてもすぐれていたので、古い時代から長きに渡り、今なお日本人に愛され続けるソウルフードです。

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