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ミルキークイーンの豆知識:コシヒカリの突然変異だった

モッチモチの噛み応えで人気のあるミルキークイーンですが、どうしてそんなにオモチみたいなお米なのか、その秘密を知っていますか?

すでにミルキークイーンを食べた方、コチラがコシヒカリの同種だといったら信じますか?

ちょっと豆知識になりますが、コシヒカリの突然変異だというのです。

コシヒカリの特徴はツヤやかに輝く米粒の照りに、しっとりと心地よいプリっとした食感が特徴です。

たしかにモチっとした感じはかすかにありますが、とてもオモチとは似ていません。

しかしミルキークイーンは、食べていただけるとすぐにわかる通り、本当にオモチっぽさが前面に出ているのでコシヒカリの親戚とは思いにくいでしょう。

もちろん焼いた餅のようにビヨーンと伸びたりはしませんが、粘り気があってしっかりとした歯ごたえが特徴で、新食感を提供してくれます。

この品種改良では、はじめからモチモチ感と粘り気を強調したお米造りを目指していて、お米の中でも弾力のしっかりした半もち形質のコシヒカリを使って、地道に改良を重ねてきたそうです。

その努力の甲斐があって、目標を上回るお米が完成したというワケです。

ちなみに、お米なのにモチのように粘りと弾力が生まれた理由は、デンプンの成分構造にありました。

普通のお米にはアミロースとアミロペクチンという2種類のデンプンがバランスよく配合されていますが、アミロースは粘り気や弾力が弱いデンプンで、含有量が多いとオモチのようには粘りません。

そこでこのアミロースの含有量を減らす改良が進められました。 つまりミルキークイーンは超低アミロースなお米ということです。

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