お米の品種に関する豆知識
お米の豆知識として、日本で食べられているお米の品種は300品種近くあります。現在も、さらに美味しく、効率よく育てられる為の研究が行われています。お米は日本全国で生産されていますが、生産量では新潟県や北海道、秋田県や山形県など東北地方がお米どころとして有名です。
水田を使った米作りは、縄文時代の末期頃と言われていますが、現在の様に白米が取れていたわけではありません。当時、中国から伝わったとされるお米は、白米では無く、赤米など原種に近い稲でした。白米は、赤米の突然変異により偶然生まれ、赤米の苦味も無く美味しいということから、白米が作れるように改良していったと言われています。しかし、白米は赤米などの原種に比べて病気に弱く、環境に左右されやすい欠点があるのです。この為、病気や環境変化に強い白米に改良する必要がありました。 美味しいお米にするのは勿論、いもち病などの病気や環境変化にも耐え、強風でも倒れにくく、収穫量を増やすお米の研究を続けてきたのです。また地域によって気候が異なる為、地域ごとに適した白米の研究が行われてきました。この結果、全国で様々な品種のお米が生まれ、今現在でも進化を続けているのです。日本では、お米の食味試験が行われおり、都道府県毎に生産されたお米を評価し、ランキング分けされています。全国のお米の品質向上を目指し、より安全に、より美味しく消費者に利用していただく為に、日々努力と研究を積み重ねているのです。
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