日本のお米が世界で一番おいしいのは?
世界のお米を比較してみますと、もっちりした噛み応えがあって、ねっとり、キラキラと艶やかに光る粒をしたお米は日本米とベトナム米ぐらいだと言われています。
特に日本米はうま味が豊かで、どのような料理にもよく合います。
確かに、カリフォルニア米や一部の中国米には日本の稲作の技巧が採用されている種類がありますが、その出来上がりはやはり似て非なるモノ。
日本人が他国のお米をあまり食べない理由がここにあります。
日本米がおいしい理由は、3000年にも及ぶ米作りの伝統技術があるからです。
歴史を振り返りますと、その地域の豊かさは石高によって評価され、納税も役人の給与も米によってなされてきました。
これはアジアでも独特の文化で、それだけ日本人はお米に思い入れが強いのです。
本来、稲は温暖な気候で、しかも雨量の多い地域に適した穀物ですが、現在では寒冷地の北海道でおいしいお米が栽培されるまでに発展してきました。
普段の努力と研究心が無ければ、ここまでお米の品質を高めることは難しかったでしょう。
そういった経緯があったので、昭和時代の米の自由化にも負けず、日本の米作り文化が守られてきたといえるでしょう。
日本の米と言えばコシヒカリとササニシキが有名です。
また、平成になって北海道で米生産が盛んになると、ゆめぴりかやふっくりんこなどの新種も高い評価を得るようになって、現在ではAランクの評価を受ける銘柄が100種以上もあります。
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