世界のお米の種類に関する豆知識
日本を含む世界には、お米を食べる食文化の国は数多くあります。豆知識として、お米はインディカ米、ジャポニカ米、ジャバニカ米の3つの系統に分けられます。インディカ米は全体の約8割の生産量で、世界的に最も定着しているお米です。タイ米と言った方が馴染みやすいでしょう。主にインドや東南アジアなど、日本に比べ気温の高い地域で生産されています。特徴は、日本で食されているお米と同じような色合いですが、比べ6.5~7.5mmと細長く、パサパサした食感のお米です。カレーやパエリアなど、お米に味付けをする料理に多く使われています。
ジャポニカ米はインディカ米の次に生産されているお米です。インディカ米に比べて粘りやツヤのある特徴があり、私達日本人に馴染みのあるお米です。日本以外にも朝鮮半島や台湾、オーストラリアの一部やエジプトなど、様々な地域で栽培されています。しかし、生産量は世界全体の15%ほどです。
ジャバニカ米は生産量が少なく、世界全体の2割ほどと言われています。インディカ米同様、東南アジアなどで栽培され、パエリアやリゾットに使われます。見た目はジャポニカ米に似ていますが、味はインディカ米に近く、ジャポニカ米とインディカ米の中間とも言える特徴です。
また、この3種類のお米は調理法が異なる特徴もあり、ジャポニカ米はお米を炊きますが、インディカ米とジャバニカ米は煮たり、茹でたりする方法が主です。勿論、ジャポニカ米同様に炊飯器で炊くこともできます。日本でほとんど栽培されていないお米もありますが、ネットなどで手に入れることは出来ます。調理の際、本場の料理に近づけたいという人にお勧めです。
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