世界の米は大きく3種類、それぞれの生産地と特徴について
世界中にはおよそ1億5千万ヘクタールもの田んぼがあって、その90%前後はアジアに集中しています。
米の生産量を見ますと、第一が中国で、次にインドです。
どちらも10億以上の人口を抱えていますので、その消費量も世界トップになっています。
それからタイやベトナムなどの東南アジアの国々、ブラジルやアメリカ、日本も生産国としては大きいです。
さて、それぞれのお国で生産されているお米の種類はどうでしょうか?
世界の統計を見ますと、世界には10万を超える種類が栽培されているとあります。
これは日本米がなん百種類も栽培されていることからも理解できるでしょう。
ただし、コメの品種は大きく3種類。
一つは日本米に代表されるジャポニカ種です。
アジア東部の多くがジャポニカ種を栽培していて、炊きあがりは粘り気とつやがあり、心地よい弾力が特徴です。
ただ中国産はややインディカ種に近い感じがあり、そのためチャーハンなど調理をするとおいしく頂けます。
次にインディカ種ですが、中国中南部からタイやフィリピンやインドなどで栽培されています。
生産量は世界で最も多く、種類も実に豊富です。
お米の特徴は細長くて、炊くとパサパサ感が出ます。
そのためにスープや炒め物の食材として使われることが多く、おにぎりや寿司のようにお米自体を味わう料理には不向きだといえるでしょう。
3つ目がジャバニカ種で、こちらはアジアの熱帯地方やブラジル、アフリカ、一部のヨーロッパでも栽培されています。
このお米はどっしりとした大粒で、味はややたんぱくな感じです。
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