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お米の豆知識:夏場のコクゾウムシは唐辛子で予防!

梅雨のジメジメした時期になると、お米のトラブルが一気に増えてきます。

よくあるのが、米びつのなかでカビが生えたり、時にはお米が変質したり腐ってしまったり、特に気持ち悪いのが米喰い虫・コクゾウムシやガの幼虫の繁殖です。

米びつのフタをあけたら、中にコクゾウムシがうじゃうじゃしていたなんて経験をした方も多いはずです。

そこで、夏場の虫対策の豆知識をひとつ。

お米の虫よけ方法で、最もカンタンで効果的なのが手でちぎった乾燥トウガラシです。

トウガラシにはテルペノイドという成分が豊富で、この成分が虫よけ効果を発揮してくれるのです。

トウガラシというとすぐに辛み成分のカプサイシンと思いがちですが、その成分はコクゾウムシに効きません。

なお、なぜ手でちぎった乾燥トウガラシなのかと言いますと、お米は移り香の影響が強い食材なので、生のトウガラシではその匂いが強く残ってしまいます。

また生のトウガラシは酸化によって変質してしまい、この影響もお米にはよくありません。

ですから、よく乾燥したトウガラシを使うわけです。

同じ理由でハーブで虫よけをする場合も要注意です。

生ではなくよく乾燥したもので、しかも香りの控えめなハーブを選ぶと良いでしょう。

その点で、よく乾燥させたシソの葉っぱを米びつに入れる方が多いです。

シソの葉っぱにもセスキテルペンという成分が含まれていて、これもお米を害虫から守ってくれるのでおすすめです。

それから、トウガラシを手でちぎるのは切断面からテルペノイドを揮発させるためで、包丁で輪切りにしても同じ効果が得られます。

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