お米の豆知識~みんなの力で生まれたお米~
全国各地にはそれぞれ土地を誇るブランド米があり、歴史ある品種から、新たに誕生したものまで、幅広くみなさんから愛されています。そんなブランド米にはどのような思いを込めて名前が付けられたのか、みなさんに知っていただくために豆知識としてご紹介いたします。
最初にご紹介するのは「ななつぼし」です。ななつぼしは「ゆめぴりか」と並ぶ北海道生まれの品種で、全国的にも人気が出ています。ななつぼしという名前は一般公募で決められたものなのですが、空気が澄んできれいに見える北海道の夜空に輝く北斗七星のように、キラキラ輝いて欲しいという意味を込めて付けられた名前なのだそうです。きれいな名前ですね。
次にご紹介するのは山形県で作られた「つや姫」です。前述のななつぼしと同じく、名前を付ける時は全国から公募して、7点まで絞り込んだ状態で県民投票が実施されました。投票の順位としては3位だったものの、「商品の特性が伝わりやすい」という意見も上がり、現在の「つや姫」という名前が採用されたようです。炊きあがった時のお米のつやのすばらしさに、姫をつけて「つや姫」と名付けられました。冷めても固くならずに、甘みをキープできるので冷めてもおいしいお米です。 案外一般の人からの公募や投票でお米の名前を付けるパターンが近年増えてきています。自分自身が関わったものが世に出て愛されていく喜びは、一般の方でも私たち生産者でも同じですよね。どんな思いが詰まって食卓に届けられるのかを知っていただくことで、より一層おいしく食べていただけるかもしれません。
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