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お米の「豆知識」七草粥の由来や意味とは

七草粥という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。七草粥とは、お米とセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロなど七種類の野草を使ったお粥のことで、1月7日に食べるのが習わしとされています。豆知識として七草粥は、1000年以上前の中国、唐の時代により伝わったと言われています。当時の中国では、占いとして元旦から8日間にかけて食べる食事が行われていました。そして、7日目に七種類の野菜を加えた料理を作り、無病息災を願って食べられていた七種菜羹(ななしゅさいのかん)という風習が、当時は奈良時代の日本に伝わったと言われています。中国とは別に、日本にもお正月に若菜摘みという風習がありました。その後、この若菜摘みと中国より伝わった七種菜羹が合わさったのが、今の七草粥の始まりとされています。

また七草粥は、無病息災を願って食べられる食事とは別に、胃を休ませるという目的もあったと言われています。正月となれば、沢山のご馳走を頂く時期です。七草粥を食べることで胃を休ませ、体調を整える目的もあるのです。

七草粥に使われている7種類の野草は、それぞれ縁起の良いものや、整腸作用に効果があると言われるものが使われています。しかし、地域にもよりますが、七草粥を食べる風習が無くなってきています。食べたことがない、値段が高い、など理由は様々ですが、日本の食文化が、日本国民に周知されていない現状です。一方で、お粥として食べる以外にも、パスタの材料にして食べたりと現代風にアレンジする動きも出ています。ネットなどでも簡単に手に入る時代です。家族の無病息災を願って、ご賞味されてみてはいかがでしょうか。

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