お米のとぎ汁に関する豆知識
お米を洗った際のとぎ汁を、そのまま捨てているという人は多くいます。”とぎ汁には栄養がある”ということを知ってはいるものの、その詳しい内容まで把握している人は少なくありません。豆知識として、お米のとぎ汁にはビタミンB1やB2、ミネラルやセラミド、タンパク質などの成分が含まれており、現在でも様々な場面で活用されています。
アク抜きとして使われるのが筍です。糠を使ったアク抜きが一般的ですが、糠が手に入らないという場合もあり得ます。そのような場合にはとぎ汁で代用も可能です。とぎ汁にはデンプン質も含まれており、この成分が筍を包み込むことで、栄養分が逃げ出さないようにする効果があります。ですので筍をより美味しく食べられるのです。
また、野菜や園芸の水やりとしても効果が期待できます。ただ、与えすぎには注意が必要です。様々な栄養の中には、植物には効果の無い成分も含まれていますので、土壌の環境に悪影響を与えてしまいます。結果的にカビや植物にとって害となる病原菌の発生にもつながりかねません。2、3日に1回とし、とぎ汁の与えすぎには気を付けましょう。
さらに、洗顔などにも使え、肌のもちもち感効果が期待できると言われています。しかしながら、直接肌に触れるものです。人によっては痒みを伴うなどアレルギー反応を起こしてしまうこともあり得ます。人肌に近いぬるま湯で薄めたとぎ汁を少量使い、肌に合うか確認してから行うことがお勧めです。仮にアレルギー反応を起こした場合は使用を避け、病院に受診しましょう。
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