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土鍋でお米を炊いた時の変化に関する豆知識

土鍋で炊いたお米は美味しい、このようによく言われます。炊飯器が普及している現在では土鍋でお米を炊くことはあまりないかもしれませんが、実は土鍋でお米を炊くと美味しいという言葉には信頼性があるのです。まず、美味しさに関係している土鍋の特徴が、急に温まるのではなく徐々に温まる点です。徐々に温まる点はお米を美味しくいただくために重要で、沸騰までに時間をかけられる点が見逃せません。

具体的には、40度から50度くらいの温度がポイントであり、この温度は甘味と旨味を引き出してくれるアミロースが活発に働いてくれます。つまり、土鍋でお米を炊くことは、火加減をさほど意識せずともアミロースを活発にする効果が見込め、美味しく感じられるわけです。もちろん、土鍋でお米を炊けば必ず美味しくなるわけではなく、そもそも同じ土鍋でも厚さはだいぶ違います。そのため、必ずしも甘味や旨味が引き出されるとは限りませんが、炊飯器で炊くよりは期待が持てるといったところでしょうか。

ただし、最近は土鍋炊飯器と呼ばれる土鍋のような炊飯器も登場しているため、そちらを使う方法もあります。個人的には土鍋で炊いた美味しいお米をぜひ食べて欲しいとは思いますが、土鍋を扱うのは面倒だという意見ももっともです。今回は土鍋とお米についての豆知識をお届けしましたが、もし料理のためにある程度の時間を取れるのであれば、ぜひ一度は土鍋で炊いたお米の美味しさを味わってもらいたいと思います。

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