香り米に関する豆知識
炊き立てのご飯の香りは食欲を掻き立てます。お米には様々な種類がありますが、その中には香り米という香りの強いお米もあります。豆知識として、香り米とはアセチルピロリンという香り成分が含まれているお米で、インドやパキスタン、タイなどで食べられるジャスミン米が有名です。香りは米以外にも稲全体から発し、開花中が特に強く発する特徴があります。また、栽培する地域の環境によって匂いの強さが変化する特徴もあります。炊き上げるとポップコーンに似たな匂いが広がりますが、茹でた枝豆や小豆の匂いと表現するなど匂いの感じ方はそれぞれで、その独特の匂いが苦手という人も少なくありません。白米に比べて環境の変化や病気に強い為、育てやすい特徴がある一方で、背丈が長く伸びやすく稲が倒れやすい、収穫量が少ないという難点もあります。
日本は、お米が伝来した当時から白米の栽培が普及するまで、主に赤米を栽培していた為、香り米の栽培は頻繁に行われていませんでした。しかし近年ではこの香り米に注目し、日本人の口に合うように改良した香り米が販売され、ネットでも気軽に購入することができるようになっています。
普段食べているうるち米に少量ブレンドして炊くのが一般的です。香り米の香りがほのかに広がり、普段のご飯をより美味しく引き立てるでしょう。栄養面で白米と比較しても差は無く、普段のご飯同様の栄養を摂取することが出来ますので、ご飯にひと工夫したいという人にお勧めです。
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