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ぼたもちとおはぎに関する豆知識

お米を使った和スイーツとして知られる、ぼたもちとおはぎ。もち米とうるち米を混ぜたお米を蒸し、お米の形が残る程度に搗いて団子状に丸めたお米の周りに甘い餡をまとわせた食べ物です。餡を団子状のお米の中に入れ、代わりに黄粉をまぶしたものもや、胡麻をまぶしたものもあります。

ぼたもちとおはぎは、名前は違うものの、同じ食べ物という豆知識があります。元々ぼたもちとおはぎは、春と秋のお彼岸の際に作られていた食べ物です。古来より、小豆の赤色には邪気を払う効果があると信じられていました。この為、ご先祖様にお供えする食べ物として愛用されたのです。

ぼたもちとおはぎを漢字で書くと、お萩と牡丹餅になります。これには諸説ありますが、お彼岸の時期に咲く花が関係しています。春に大きな花を咲かせる牡丹、秋には花びら1つは小さいものの、幾重の小花が美しい萩の花。この2つの花が、お萩と牡丹餅の名の由来という説があります。またお米を包む餡にも、おはぎにはつぶ餡、ぼたもちにはこし餡と分けていたとされてきました。現在では特に決まりは無く、食べる人の好みによって分けられています。ご家庭で作ろうにも、もち米とうるち米を使う為、もち米が家庭に無いから諦めるという人もいるでしょう。そこで、片栗粉を使って粘り気を出す方法もあります。

近年では、進化系おはぎとして様々な食材が使われ、若年層からも注目を集めています。お米と餡の甘味が丁度良く、昔から愛されるぼたもちとおはぎ。お彼岸の時期は勿論、おやつとしてもお勧めです。

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