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コシヒカリとミルキークイーンの違いとは

ミルキークイーンはコシヒカリの品種改良によって生まれた突然変異のお米です。

ですが、その特徴については大きな違いがあります。

コシヒカリとミルキークイーンの違いを上げますと、ミルキークイーンの方がはるかに粘りがあって、もっちりとした食感だということです。

ですから、オモチのような弾力や噛み応えが楽しめますし、冷めても固い団子状態にならないというメリットがあります。

この特徴のため、ミルキークイーンはおにぎりやお弁当に適したお米として人気があります。

もちろんコシヒカリにも粘りやモッチリ感がありますが、ミルキークイーンに比べると上品なお米の良さが際立って、やはりお米の一流ブランドとしての風格があります。

では、なぜ同じ種類のお米にこれほどの違いがあるのかと言いますと、それはデンプンの成分の違いです。

デンプンにはアミロースとアミロペクチンの2種類あって、普通のお米にはどちらもバランスよく含まれています。

しかしミルキークイーンにはアミロースがあまり含まれていません。

モッチリした食感はアミロペクチンが生み出していて、アミロースの含有量が少ないほど粘りが出てきます。

ミルキークイーンの場合は低アミロースといって、コシヒカリの半分ほどの量、つまりデンプン全体の10%ほどしかアミロースが含まれていません。

ここがコシヒカリとミルキークイーンの一番違うポイントです。

ちなみにオモチにはアミロースが全く含まれていませんので、食感としましてはコシヒカリとオモチの中間だと思えば良いでしょう。

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