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もち米に関する豆知識

私達日本人が主食として食べているお米はうるち米ですが、お餅、お赤飯などにはもち米が使われます。正月など特別な行事やイベントの際に使われるイメージもあるでしょう。もち米は主に日本や朝鮮半島、中国やタイ、ラオスなど東南アジアなどで栽培され、特にラオスではもち米が主食として食べられています。もち米とうるち米の育て方に関して、基本的な部分は同じです。ただ、もち米の稲はうるち米の稲に比べ、背が伸びやすい特徴があります。この為、背丈を調節する工夫を行わないと、自重や強風などで倒れてしまう危険性が上がります。

豆知識として、見た目の特徴は半透明のうるち米に対し、もち米は透明度が無く白色です。この違いの理由として挙げれらるのがデンプン質で、もち米はうるち米に比べ、温水でも溶けにくいアミロペクチンというデンプン質成分をより多く含んでいます。一方でうるち米は、このアミロペクチンと、水に溶けやすいアミロースという成分が含まれています。この為、うるち米よりもち米の方が粘り気が強くなるのです。また、もち米はうるち米に比べ保存に向いている特徴があります。これも溶けにくいアミロペクチンの成分によるものです。 うるち米を含め、もち米はアジア大陸から伝わり、西暦700年代の奈良時代にはお餅が食べられていたと言われています。古来より日本には稲作信仰があり、正月など特別な行事の際には縁起物として欠かせない食べ物でした。この食文化は現在にも受け継がれています。

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