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イネの豆知識!どんな植物なの!?

普段私たちが食べているお米は、イネという植物ですが、イネとは一体どんな植物なのでしょうか。イネの豆知識を紹介します。

日本のイネは、水をはった田んぼで育ちます。普通の植物は、根が水中にあると根に必要な酸素が足りず根腐れしてしまいますが、イネは葉で取り入れた酸素を、茎を通して根まで運ぶ仕組みが発達しているため、田んぼの中でも根腐れすることなく育つことができます。

イネの茎は、他の植物と比べると茎の中にある空気の通り道が多いため、葉で取り入れた酸素をしっかりと根まで届けることができます。イネの根は、茎の根元からたくさん生えていて、葉から茎を通って送られてくる酸素だけでは足りないこともあるため、田植えから約4週間後に田んぼの水を抜いて土を乾かす中干しを行い、根からも酸素を取り入れる時期を作っています。

イネの茎の先は、お米ができるところで「穂」と呼ばれます。穂は、はじめは茎の中にありますが、イネが成長するのにしたがって外に出てきます。この穂が花を咲かせ、もみを作ります。1粒のもみが健康に成長すると、約500粒ものもみが取れるようになります。

イネの花を見たことはありますか? イネは花びらやがくをもたない被子植物で、花びらやがくの代わりに「えい」という将来、実となる部分が開き、中からおしべがとび出します。これがイネの開花です。おしべからこぼれ出た花粉がめしべに着き、25日ほどで実が大きくなり米の形が出来てきます。 穂が出てきてから約41日後の実が育ってかたく、重くなってくる頃、穂は緑から黄色に変わり、実の重さで垂れ下がります。茎や葉も次第に黄色くなってきます。

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