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豆知識・日本各地の米どころ

イネは、気温が暖かく、雨の多い地域での栽培に適した植物です。日本はこのような米作りに適した条件を満たしているため3000年以上前に中国から米づくりが伝わって以降、日本各地で米づくりが行われて来ました。日本各地の米どころの豆知識、行ってみましょう。

長い年月の中で品種改良や栽培技術が向上したことにより、現代では寒い地域である北海道や東北地方で盛んに行われています。こうした地域は昼と夜の寒暖差がある気候で米づくりに最適です。昼と夜の寒暖差があるとなぜ米づくりに良いのでしょうか。昼に暖かくて太陽の光が強いと米の栄養分であるでんぷんがたくさん作られます。反対に、夜に寒くなるとイネの活動が弱まりでんぷんの消費がおさえられます。そのため、昼夜の寒暖差が大きいとでんぷんを多く含み、粘り気やツヤのあるお米ができるのです。

日本における米の生産量第1位の新潟県、越後平野は日本を代表する米どころです。阿賀野川と信濃川の流れによってできた越後平野は、豊富な水があり、昼と夜の寒暖差も米作りに適しています。日本で一番生産されている品種の「コシヒカリ」は越後平野から全国に広まりました。

米の生産量第2位の北海道、石狩平野や上川盆地は北海道の中でもっとも米づくりがさかんな地域です。石狩川の豊富な水を利用して、寒い気候に適した「ななつぼし」や「きらら397」などの品種がつくられています。

米の生産量第3位は秋田県です。米代川の下流に広がる能代平野、雄物川の下流に広がる秋田平野では、大規模な米づくりによって、主に「あきたこまち」がつくられています。

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