お米の豆知識~どうなったら食べられない?~
食品にはおいしく食べることが出来るのがいつまでかを定めた賞味期限と、定められた期限が過ぎたらもう食べない方がいいという「消費期限」とがあります。お米は早く食べた方がおいしいというのはなんとなくわかるかとは思うのですが、では食べられなくなった「消費期限」が過ぎたお米とはどういう状態でしょうか。
そもそもお米を販売するときには精米した日は書かれていますが、賞味期限や消費期限は書かれていません。それはお米が野菜や果物などと同じように「生もの」の仲間と考えることが出来るので、空気に触れて酸化していくことでおいしさが減ってしまうものとされ、その為に期限の表示が設けられていないとされます。
一般的に、お米の賞味期限は精米してから1~2か月が目安とされていますが、それ以上時間が経過して劣化したとしても見た目には分りづらく、食べられるか食べられないかの判断で悩むこともあるかもしれません。ではお米が食べられない状態だと判断する目安になる2点の豆知識をお伝えします。
一つ目は、お米にカビが生えてしまったとき。明らかに見た目でカビが生えてしまっているときは当たり前ですが、お米をとぐ時にとぎ汁が黒っぽく見える時はカビが生えてしまっている証拠になります。
二つ目は、お米に虫がわいたときです。「虫がわいたら食べられないのは当たり前」と思われるかもしれませんが、実は食べても大丈夫です。ただし、虫が発生してから時間が経過した場合は浸食の度合いも進んでいますので、廃棄されたほうが良いでしょう。そんなことにならないようになるべく早く食べていただけると作り手側も喜びます。
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