極端に白いお米の正体や市場に出ないお米の豆知識
お米を買ってきたら、中に異様に白いお米が混じっていた、このような経験はないでしょうか。今回は、このような色にやや問題があるお米や一般には出回らないお米についての豆知識をお届けします。普通、精米されたお米は透き通っているのですが、たまに白いお米が混ざることがあるのです。このお米はしらた米と呼ばれており、簡単に言うと天候の影響でうまく育たなかったお米です。高温が続くなどの天候の影響でできることがあるのですが、基本的には一般に販売されるお米の中にはあまり見られません。
決して食べられないわけではありませんが、そのようなお米は見た目の問題でどうしても評価が下がるため、事前に色彩選別機で除かれます。色彩選別機は石、ガラスなどの異物がないかを調べ選別する設備ですが、しらた米のようなうまく成長しなかったお米の選別でも役立ってくれるのです。しかし、そこまでしても、精米されたお米の中にしらた米が混ざることは残念ながらあります。ただし、そのようなお米が多く混じることは考えにくく、さほど気にする必要はありません。
しらた米は一般にはまず出回りませんが、業務用としてはそれなりに名前が知られています。煎餅の材料として再利用されるなど、その見た目の悪さがデメリットにならない場面で活躍しているのです。しらた米の量は天候によって大きく左右されるので、生産者としては毎年のように今年はあまり暑くなられては困ると思っています。
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