知ってる？豆知識 イネは捨てるところが無い！？
日本人は昔からイネのお米以外の部分も大切に使ってきました。「お米を食べる」以外のイネの豆知識をお伝えします。
まずは、収穫した後のイネの茎の部分を天日干しで乾燥させた「わら」の利用方法です。
・編んで縄にする
わらで編んだ縄は、とても丈夫です。これを利用してわらじや、みのなどの道具を作ります。みのは、今で言うレインコートで、寒さや日光も防いでくれます。
・わら葺き屋根
わらを何重にも重ねて屋根をおおいます。わらを厚く重ねると、雨漏りがしにくく、保温効果も高まります。
・米俵
わらを編んで、米俵を作ります。米俵は、お米を入れておくためのもので、通気性に優れ長期間保存しておくのに適しています。
そして、玄米を精米した時に出る「ぬか」の利用方法についてもお伝えします。ぬかには、たくさんの栄養が含まれています。抗がん作用があるフィチン酸、脂肪肝や高脂血症、うつ病などに効果があるとされるイノシトール、紫外線を吸収し酸化を防止してくれる米ぬか特有のフェルラ酸、コレステロールの吸収を抑えてくれ、更年期症状を緩和してくれるγ—オリザノール、食物繊維、ビタミンなどが含まれています。
・ぬか床
米ぬかを発酵させるとぬか床ができます。これに野菜を漬けて、漬けものを作ります。ぬか床は１日に何回かかき混ぜると長持ちします。
・米ぬか石鹸、化粧品
ぬかは、栄養がたくさん含まれていて、特にビタミンは美肌効果があります。米ぬかを使った石鹸、化粧水などに使われています。
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