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豆知識・教えて!お米の品種

特集

私たちが普段食べているお米には様々な種類があります。種類の違いのことを品種と言い、品種登録しているお米は、2019年3月末時点で900品種あり、そのうち約290品種が主食用米として栽培されています。お米の品種の豆知識、いってみましょう。

日本で最も多く栽培されている品種はコシヒカリで、全体の約35パーセントに上ります。ご自宅で食べている人も多いのではないでしょうか。コシヒカリは今から約60年前に福井県で作られました。味は非常に良いのですが、育てている時に倒れやすく、病気にかかりやすいという欠点があり、当初は人気がありませんでした。しかし、栽培方法が工夫されるにしたがって、味の良さから全国に広まり人気になりました。

コシヒカリには、実は子孫がたくさんいます。あきたこまちやヒノヒカリなどの品種は、コシヒカリと他の品種をかけ合わせて誕生しました。それらをさらに別の品種とかけ合わせて誕生したものもあります。現在販売されているお米の品種のうち、約70パーセントはコシヒカリを元に生まれたと言われています。

コシヒカリ以外の品種も見てみましょう。東北地方や北海道では、寒さに強い品種が作られてきました。一方、九州地方を中心とする西日本では、暑さに強い品種の栽培が盛んに行われてきました。

粘りが強くやわらかいのが特徴で、寒さに強いため宮城県や岩手県など寒冷地で作られている「ヒトメボレ」、適度な粘りがあり、冷めてもパサパサになりにくいのが特徴で、暑さに強いため、九州地方や中国・四国地方などで広く栽培されている「ヒノヒカリ」、ツヤがありふっくらした食感が人気の「あきたこまち」、北海道で多く作られ、寒さに強い「ななつぼし」など、全国各地に地域に根ざした人気の品種があります。

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