お米の豆知識~炊込ご飯・混ぜご飯・火薬ご飯、違いは何?~
みなさんは「炊き込みご飯」「混ぜご飯」「かやく」ご飯の違いを人に説明できますか?お米にまつわる豆知識の一つとして、違いをお伝えしていきます。
まず、混ぜご飯と炊き込みご飯の大きな違いは、炊く段階で食材や調味料を入れているかどうかです。混ぜご飯は、白いご飯を炊き上げて、炊けたごはんの中に味のついた具材を混ぜて作るお料理です。混ぜご飯にする良い点としては、炊きあがったものに混ぜるだけなので、味の調節がしやすく、失敗しないお手頃なお料理だというところです。
一方炊き込みご飯とは、お米をといで炊くときに具材や調味料も一緒に入れて炊き上げるお料理のことを指します。一緒に炊き上げる食べ、具材や調味料の味や香りがごはんに染みこんで濃縮され、おいしく食べられます。ただし、混ぜご飯と違って後から味を調整することが難しいので、炊きあがりを想定して作るという点では混ぜご飯よりハードルが高くなりますね。
では、かやくご飯とは何を指すのでしょうか。実は、かやくご飯というのは、炊き込みご飯の名称の一つです。関西の方言から由来していて、「薬を加えたような効果があるごはん」という意味から来て「火薬ご飯」とされたそうです。ちなみに「五目御飯」も火薬ご飯と同じなのですが、京都のあたりで「ごもく」とはゴミの事を意味することから、意味として良くないということで「かやくご飯」が使われていたという説があるそうですよ。
なんとなく知ってはいたけれど、わざわざ深く考えたことはないようなお米の豆知識でした。
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