すがたを変えるお米(伝統的なお米の加工品)の豆知識
お米は、主食のごはんとして食べられてきただけでなく、昔から様々な食品に加工されて、食べられてきました。伝統的なお米の加工品の豆知識を紹介します。
・米酢
お米から作るお酢です。米から作ったアルコールに酢酸菌を加えて、さらに発酵させると、アルコールが酢酸に変わり、米酢になります。
・日本酒
お米から作ったお酒で、最近は海外でも人気になっています。蒸したお米に米こうじを混ぜると、でんぷんがアルコールに変わり、日本酒になります。
・米みそ
米こうじは、蒸したお米にこうじ菌をふりかけ、発酵させて作ったものです。大豆にこの米こうじを混ぜて発酵させると、大豆に含まれるたんぱく質やでんぷんから様々なうま味や甘味が生まれ、みそになります。
・餅
蒸した米を臼に入れて、杵でついてつぶしながら練ると、粘りの強いお餅ができます。お餅の歴史は古く今から1300年前の古書にも登場しています。昔からお米が神聖なものと考えられてきた日本では、お餅はとても縁起が良いものとされ、お正月や節句の行事で食べられています。
・せんべい
蒸したお米をつぶして平らにし、焼いたものをせんべいと言います。現在のせんべいは、江戸時代の埼玉県草加市付近で作られた草加せんべいが始まりと言われ、そこから全国に広がったと言われています。作られ始めた頃は、塩で味をつけていましたが、江戸時代の終わり頃に醤油味が広まったと言われています。今では、醤油味、塩味に加えて、砂糖味、きな粉味など様々な種類があります。
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