お餅のように粘りがあるミルキークイーンはおにぎりに最適!
ミルキークイーンは農水省の「スーパーライス計画」によって開発されたブランド米です。
コシヒカリの突然変異として作り出されたのがミルキークイーンで、その特徴はもち米のような粘り強さと、冷めても固くならずにおいしく食べられることです。
そのために、ミルキークイーンはおにぎりやお弁当に最適なお米だと評価されています。
ミルキークイーンのもちもちした食感の正体は、お米に含まれている2種類のデンプンの比率にあります。
デンプンにはアミロースとアミロペクチンの2種類がありますが、ミルキークイーンの場合はアミロースの含有比率が他のお米に比べて少ないのです。
コシヒカリの半分ほど、10%という低アミロースによって炊きあがりにモチモチ感が出てきます。
ちなみに、もち米のデンプンを見ますと、アミロースが全く含まれていません。
全部アミロペクチンなので、あれだけの粘りが出るわけです。
日本人は元来もっちりしたお米が好きな方が多く、タイ米やインド米のようにパサパサしているご飯をそのまま食べることを好みません。
それでお米にワザワザうるち米を混ぜて炊く方もいます。
ですが、ミルキークイーンはもっちりと心地よい食感に十分な粘りで、ご飯だけを食べてもとてもおいしいく、冷めてもおいしさや風味を損なわれないお米ということで人気があります。
なお、ミルキークイーンの名前の由来ですが、玄米の色が乳白色をした半透明だからということです。
名前だけではお米とは分かりにくいですが、きわめて特徴的なお米を表現するなら良いネーミングかもしれません。
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