お米のランクの豆知識、審査や区分について
A5ランクの和牛、このようなフレーズを耳にしたことがあるのではないでしょうか。牛肉のランクとは肉質を評価したものらしいですが、今回お届けするのはお米の世界にも存在するランク付けの豆知識です。お米をランク付けする試みの中で特に有名なのが、一般社団法人が主催している「米の食味ランキング」です。対象のお米は各都道府県の銘柄米が中心であり、1971年以降毎年ランク付けがされています。そもそも、対象のお米に選ばれるのが大変で、作付面積や都道府県に推されているかなどの条件を突破しなければいけません。
対象として選ばれたら、今度はお米のプロフェッショナルによる審査があり、最終的にランクが決定されます。どのような審査がされているのか、これは謎のベールに包まれていますが、どうやら主催の一般社団法人が用意した基準米と対象のお米を比較して評価しているようです。項目は外観、香り、味、粘り、硬さと総合評価で、これらの項目により最終的に5段階の評価が下されます。基準米と同じレベルのお米がA’、基準米と比べて少し劣るのがB、基準米と比べてより劣るのがB’です。そして、基準米よりもよいお米がA、基準米よりも特によいとされたお米が特Aの名誉を受け取れます。
ただし、ここ15年ほどはB以下の評価は出ていないため、基準米と同等以上の3つのランクのどれに相当するかが注目ポイントです。好みは人それぞれですので、必ずしも特Aのお米を素晴らしく感じられるとは限りませんが、余裕があればぜひランクの高いお米を試してみてください。
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