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合や升などお米に使われる単位についての豆知識

数や量などの単位として何を用いるか、これは日本語の中でも難しく迷うところです。お米の数え方として有名なのは1合2合の合ですが、今回はお米の単位についての豆知識をお届けします。まず、お米の数え方で最も定番な合ですが、こちらは尺貫法により容積を計測するための単位です。すでに日本では尺貫法は用いられていませんが、未だに1合2合といった言葉が使われているように単位としては残っています。尺貫法の容積の単位の基本は升で、他の単位は升の10倍、升の1/10といった風に升を基準としているのです。

時代によって升の具体的な大きさは違うのですが、江戸時代の1669年に明確に升の大きさが定められて以降は完全に固定されました。一升は現在の単位で言うとおよそ1.8リットル、重さはおよそ1.5kgで、今でもお米に対してよく使われます。日本酒をよく飲む人であれば、一升瓶というフレーズはおなじみなのではないでしょうか。続いて、お米の単位として頻繁に用いられる合は升のちょうど1/10なので、1合のお米は約150gです。お米に対して使われることはあまりないイメージですが、1合の1/10は勺で、1勺は約15gです。

升の10倍、約15kgの意味を持つのが斗ですが、こちらは生産者でもそんなに使わないと思います。生産者がお米の単位としてよく用いるのは袋で、その理由は30kgの紙袋にお米を保管するからです。袋の2倍の60kgを意味しているのが俵で、昔は60kgの米俵もよく使われていたらしいですが、重たすぎるため現在の日本ではほぼ使われていません。

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